村野武範さん(俳優)との対談

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村野武範さん(俳優)との対談

社会保険労務士を務める一方で、ビジネスコーチとしての手腕も発揮している。会社時代は多数の部下を持ち奮闘していたことから、企業にある「人」の問題を現場サイドからも検証できるスペシャリストだ。

平成12年に開業した『小島社会保険労務士事務所』は、企業における「人」の問題を解決する心強い存在だ。現在は社労士業務の他にコーチングなども行っている同所を訪問した。

企業における「人」の問題を解決し共に喜び合える関係を築きたい!

所長:小島 正晴
「社労士の使命は企業の利益を上げ
皆さんに喜んでいただくことにあります。」
所長:小島 正晴
俳優:村野 武範
「企業における「人」の問題を解決する
力強い存在です。」
俳優:村野 武範
村野
所長はもともとサラリーマンだったそうですね。
小島
はい。以前はディスカウントストアに10年ほど勤務し、店長と海外商品の仕入などを担当するバイヤーを務めていました。
その後、携帯電話を販売する会社で営業企画をやりながら社労士の資格を取得し、独立することにしました。それが『小島社会保険労務士事務所』の始まりです。
村野
具体的にはどういったお仕事を?
小島
税理士さんは法人税など企業のお金の問題を扱いますが、社労士の場合は同じ企業でもその中で働く「人」の問題を専門にしています。つまり給与や退職金などの賃金に関するコンサルティングや、高齢者活用のノウハウ、労使トラブルの防止と対策などについてご説明しているのです。また、これらのことに関連する制度や社内規程を法律と照らし合わせて作成するのも私たちの仕事で、就業規則や賃金・退職金規程の作成・改正などが多いですね。さらに、高齢社会の到来を受けて増えつつある定年後の再雇用制度の規程なども作成しています。その一方で、当所では申請手続きや書類作成などで培ったノウハウを活かし、総務の仕事をアウトソーシングする業務も行っていますよ。
村野
社労士と言いましても、その業務範囲は実に幅広いのですね。
小島
はい。社労士の目標は、最終的にクライアントとなる企業の利益が上がり喜んで頂くことです。その中で、私はクライアントに社労士としての付加価値を提供したいと考え、コーチングのノウハウも新たに身につけました。
村野
ほう!コーチングと言えば、今注目の職業ですよね。具体的にはどのようなコーチングを?
小島
一例を挙げますと、週に1度電話で30分間話すのもコーチング。私のほうから「何をどうしたいのか、またそれにあたっての問題は何か」といったことをひたすら質問します。コーチングには指導するという要素もありますが、質問することが大部分を占めており、そうしてクライアントの答えを引き出すことによって行動に移す可能性も高くなる。人間は声に出すと自分の考えが整理され、話す過程ではっきりしてくるもの。その実現を手助けするのがコーチングの大きな役目なのです。
村野
そうした取り組みを企業に対して行っておられるのですか。
小島
はい。私がサラリーマン時代に経験したのは部下を動かすことの難しさ。それは管理職に就いておられる方なら誰もが抱えている問題です。コーチングはそうした問題の解決になる戦略的コミュニケーションスキルと言えるでしょう。前述しましたとおり、私の仕事は企業における「人」の問題を扱い、最終的に利益を上げて喜んで頂くこと。その点で、人を活かすコーチングをご理解頂くことは、会社にとって大きな利益になるはず。ですから、今後も積極的にコーチングを推進していきたいと思います。
村野
今後がますます楽しみですね。是非とも頑張って頂きたいと思います。
本日はありがとうございました。